インプラント
- 心筋梗塞、狭心症などの心疾患をお持ちの方
- 重度の高血圧。動脈硬化などの血管の疾患をお持ちの方
- 血小板減少症
- 重度の貧血
- 重度の糖尿病
- 管理の困難な免疫系疾患をお持ちの方
- 重度の骨粗しょう症
- その他外科処置等に影響のある疾患をお持ちの方
- 喫煙により白血球の活動を抑制され、免疫力が下がることで感染症のリスクが高まる。
- たばこの中に含まれるニコチンの作用により毛細血管が収縮されて血行が悪くなり、インプラントと骨が癒合 しにくくなる。
- 喫煙により唾液が減少することでお口の中の細菌が増え、インプラント歯周炎を引き起こしやすくなる
「まるで自分の歯!」限りなく天然に噛み心地~インプラント
「歯を失ったが、ブリッジや入れ歯にするのは抵抗がある」「入れ歯が何度作り直して合わない」そんな悩みを抱えている方にオススメなのが、インプラント治療です。このページでは当院のインプラントについてご紹介します。
<当院のインプラント治療の特徴>
■ 日本でも数少ない「国際インプラント学会認定医」である院長
■ ドリルを使わず、ほとんど痛みがありません
■ より安全な手術のために。CTを使った事前シミュレーション
■ 「骨がうすい」と他院でインプラント治療を断られた方へ
■ ところで「インプラント」ってなんですか?
■ インプラントと他の治療との比較
■ インプラントのデメリット
日本でも数少ない「国際インプラント学会認定医」である院長
法律的には歯科医師免許を持っていれば、誰でもインプラント治療ができます。とはいえ、その技術には大きく差があるのは事実。歯科医師によって、得手・不得手があるわけです。
当院院長は、年間平均150症例。AIAI(ドイツ国際インプラント学会)から「認定医」として認定されています。AIAI=国際インプラント学会とは、ドイツに本部がある国際的なインプラント学会。認定医の承認には試験(症例の提出など)が設けられ、その高い基準は業界でも有名です。また、年間平均症例数も約150本。大小多くのインプラント手術を経験しているベテランドクターでもあります。
もし、あなたが安心のインプラント治療を検討なら、認定医資格を持つベテランドクターを選んでください。
ドリルを使わず、ほとんど痛みがありません~OAMインプラント
「インプラントには興味があるけど、手術が怖い」と、治療を敬遠している方はいませんか?
当院では手術の際、ドリルをほとんど使わないインプラント法「OAM(オーエーエム)インプラント」を導入しています。これは特殊な器具を使って、優しくゆっくりインプラントを埋入して行く方法であり、骨をほとんど削らないので、出血もあまりありません。
「OAM(オーエーエム)インプラント」は、安心・安全・体にやさしい治療法として、現在注目されている治療方法です。
<OAMインプラントの方法>
●まず最初は直径0.3mmのケシの実ほどの小さなラウンドバーで骨の表面の固い部分に起始点を作ります。
●次に針灸で使うほどの細い道具で骨の柔らかい部分にもみ込み、糸状の小さな穴を作ります。
●大口式のオーギュメーターという装置を使って細い穴をゆっくり広げていきます。すると、穴だけでなく骨自体の厚みも増加してきます。
●単に骨を広げながらインプラントを入れるため、骨や体に与えるダメージは最小限で済ます事が出来ます。しかも、インプラント体は周りが固い骨で囲われ安定し長持ちします。
より安全な手術のために。CTを使った事前シミュレーション
知っていますか?実はこれまでのインプラント治療では、歯科医が持つ経験や勘を頼りにインプラントの打つ場所や角度を決定していました。しかしこれでは、インプラントを入れる深さや場所を誤った場合、大きな事故に繋がるリスクも否めません。
こうした事態を避けるために、当院のインプラント治療では事前にCTを使って、患者さんの口の中を撮影、分析。あらかじめコンピュータ上で手術のシミュレーションを行い、より精度の高く安全なインプラント治療を行っています。
あらかじめ口の状態を知っておくことで、今まで手術が難しかった難症例への対応や、手術時間そのものの短縮につながります。もちろんCTの被爆量はほとんどなく、どなたでも安心して撮影を行うことができます。
「骨がうすい」と他院でインプラント治療を断られた方へ
「骨が少ないのでインプラントはできません」といわれ、インプラント治療を諦めている方はいませんか?当院ではそのような顎の骨が薄い方へのインプラント治療も数多く手がけています。
◆骨が少なく、インプラントを植立できない場合に行う骨を増やす外科手術
・サイナスリフト
サイナス(上顎洞)と呼ばれるスペースに人工骨などを移植することで、骨を増やす方法です。
・GBR法
骨が不足している箇所に、特殊な膜を覆うことで骨を作るスペースを確保します。その中に、骨のもとになるもの素材を詰めていき、骨の再生を促してきます。
ところで「インプラント」ってなんですか?
「インプラント」とはあごの骨にチタン製の人工の歯根を埋め込み、それを土台にして人工の歯を装着する治療方法です。
隣の歯を削らないので、ほかの歯に負担がかかりません。見た目の美しさ、機能的にも優れた最新の治療法です。
しかし、インプラントはやはり人工物。 天然の歯にはかないません。当院でもインプラント治療も積極的に行いますが、まずは歯を残す努力を最大限にいたします。誰だって自分の歯は抜きたくないですもの。
また、インプラントは保険外治療のため高額な治療費(平均で1本50万)がかかります。歯を失った代償は安くはありません。どうです?予防治療や歯周病治療が大切かわかったでしょう?
インプラントと他の治療との比較
インプラントにはよく噛めるといったメリットの他に、「残っている自分の歯を守ることができる」といった特徴もあります。
ブリッジには、支台になっている歯に負担がかかる、みがきにくいから虫歯・歯周病になるといったデメリットもあります。
部分入れ歯には、咬めないため反対の歯で噛むので反対の歯が壊れる、バネがかかっている歯が必ずグラグラしてくる ブリッジも入れ歯も両方残っている歯を壊す道具にすぎません。残念ながらこれが保険治療の現実なのです。
もしインプラントを選択される場合は必ず歯周病治療をしっかりとしている歯科医院を選んでください。歯周病の状態ではインプラントは長持ちしません。
インプラントのデメリット(治療が難しいケース)
インプラントは優れた治療法ですが、全ての方に行えるわけではありません。中には残念ながら、適応外となりインプラント治療が出来ない場合があります。
全身的な健康状態の問題
循環器疾患や、糖尿病の方など、全身の健康状態によってはインプラント治療ができない場合があります。
ただし、症状が軽度であれば問題ない場合もありますので、下記のような疾患をお持ちの方は、各疾患の主治医の先生とも相談の上、手術が可能かどうかを判断する必要があります。
インプラントを埋め込む場所の問題
インプラントを埋め込もうとしている部分の骨の幅や高さがない場合、インプラント治療が難しい場合があります。
上顎において
骨が吸収してインプラントを埋入するための骨の高さが足りない場合が多くみられます。
これは上顎洞という空洞が骨の高さを制限しているためです。
下顎において
骨が吸収してインプラントを埋入するための骨の幅も高さが足りない場合が多くみられます。
これは下歯槽神経という下顎の知覚をつかさどる神経が走行しているために骨の高さを制限しているためです。
ただし、現在は、増骨手術などの技術や材料の進歩により骨の量が充分でなくても、より理想的な位置にインプラントを埋入できるようになってきました。
骨の量が少ない場合でもインプラント治療が可能な場合もありますので、まずは歯科医師にご相談ください。
時期の問題
若年者の場合(18歳以下)
インプラント治療は、インプラントを顎の骨に埋め入れる治療法です。
埋め込まれたインプラントはその場所から動くことはありませんので、まだ顎の骨の成長が続いている若年者のにインプラント治療を行ってしまうと、顎の成長とともにインプラントを埋めた位置も動いてしまい、歯並びや噛み合わせに不具合が出てしまう可能性があるのです。
顎の成長が止まる時期は個人差があるため、治療の時期をしっかりと見極めることが必要です。
年齢による制限のためにインプラントが出来ない期間は、歯のないまま放置せず、隣の歯が動いたりしてこないよう、入れ歯などの補綴手段で一時的に補うことが大切です。
妊娠中の場合
妊娠中は、胎児への影響や母体の安全を考え、インプラント治療はなるべく避けた方が良いと考えています。
インプラント治療の際にはCTやレントゲン撮影はどうしても必要になりますし、一般的な虫歯治療などに比べて治療時間も長くなりますので、母体への負担も大きくなります。
また、インプラントを埋め込む際には麻酔が必要となりますし、術後の痛みや感染を防ぐための抗生物質・鎮痛剤など複数の薬を飲まなくてはいけません。
妊娠安定期に入った場合は比較的負担も少なくなりますが、万が一のことを考えてなるべく避けた方が良いでしょう。
もし、インプラント治療を開始してから妊娠が発覚したり、妊娠中に歯が抜けてしまった場合には、一時的に入れ歯や仮歯などで補い、出産後、体の状態が安定してから手術を行うことをおススメいたします。
習慣の問題
治療後の定期的なメインテナンスが出来ない
インプラント治療を完了したからと言ってその後のメンテナンスを怠ると、「インプラント歯周炎」という、歯周病のような状態が生じることがあります。
主な原因としては、ご家庭での毎日のケアができていなかったり、歯科医院による定期的なメインテナンスを受けていないことでインプラント周辺に歯垢が溜まり、歯周病原細菌が増殖してしまうことが挙げられます。
インプラント歯周炎になってしまうと、インプラントを摘出するために手術が必要になってしまったりと、体へのダメージも非常に大きくなってしまいますので、手術後も3カ月に1回は歯科医院にてメンテナンスを受ける必要があります。
何らかの理由で定期的な通院が困難な場合は、インプラント治療については再検討をされた方が良いでしょう。
タバコを吸う
喫煙者の場合、インプラント治療に失敗してしまうリスクが高まります。
喫煙による失敗リスクの理由としては下記のことが挙げられます。
喫煙者は非喫煙者に比べてインプラント手術の失敗率が10パーセント以上高まるというデータもあります。
また、喫煙は体の健康を考えても決して良い習慣ではございませんので、なるべく本数を減らし、習慣の改善に努めることも大切です。
インプラント治療例
インプラント治療例1
診断名・主訴:①右上インプラント希望 ②前歯と左上が痛い
年齢:45歳
治療期間:2年間
治療内容:インプラント治療
治療に用いた主な材料、設備機器:京セラFINESIAインプラント 上部構造:ジルコニアセラミック
抜歯部位:左上1・6
治療費 : 約250万
リスク・副作用:術後出血や腫れ
インプラント治療例2
診断名・主訴:①右下に歯を入れたい
年齢:41歳
治療期間:5ヶ月
治療内容:インプラント治療
治療に用いた主な材料、設備機器:京セラFINESIAインプラント 上部構造:ジルコニアセラミック
抜歯部位:なし
治療費 : 約80万
リスク・副作用:術後出血や腫れ
インプラント治療例3
診断名・主訴:①右上インプラント希望
年齢:71歳
治療期間:7ヶ月
治療内容:インプラント治療
治療に用いた主な材料、設備機器:京セラFINESIAインプラント 上部構造:ジルコニアセラミック
抜歯部位:なし
治療費 : 約100万
リスク・副作用:術後出血や腫れ
インプラント治療例4
診断名・主訴:左上1歯根破折
年齢:39歳
治療期間:1年間
治療内容:インプラント治療
治療に用いた主な材料、設備機器:京セラFINESIAインプラント 上部構造:ジルコニアセラミック
抜歯部位:左上1
治療費 : 約50万円
リスク・副作用:術後出血や腫れ
インプラント治療例5
診断名・主訴:①歯茎が腫れる ②入れ歯を作りたい
年齢:72歳
治療期間:1年間
治療内容:インプラント義歯治療
治療に用いた主な材料、設備機器:京セラFINESIAインプラント 上部構造:義歯
抜歯部位:下顎
治療費 : 約200万
リスク・副作用:術後出血や腫れ
インプラント治療例6
診断名・主訴:①治療の続きをしてほしい ②インプラント希望
年齢:50歳
治療期間:3年間
治療内容:インプラント治療
治療に用いた主な材料、設備機器:京セラFINESIAインプラント 上部構造:ジルコニアセラミック
抜歯部位:右上8・6・2 左上5・6
治療費 : 約350万
リスク・副作用:術後出血や腫れ