バイオフィルム除去の重要性

      2018/12/11

小野田です。

まだまだ寒いですね・・・

早く暖かくなって欲しいな~

今日は、私がいつもメンテナンス時によくお話する『バイオフィルム』について・・・

バイオフィルム メンテナンス.jpg

こちらは歯と歯肉間にたまっているバイオフィルムの絵です。

まず、最初に歯の表面に唾液中のたんぱく質が付着しぺリクルというものが形成されます。

そこに、付着因子をもつレンサ球菌群が付着しコロニーというものができます。

もうここで???って感じですよね(笑)

ここに、ミュータンス菌などが共凝集してバイオフィルム(プラーク)は少しずつ成熟してきます。

この初期定着群は無害なことが多いのでこの時期にクリーニングおしていれば歯周病原細菌などの後期付着細菌群が定着することもなく、健康は保たれる考えられます。

その後、初期定着菌群の表層にさらに細菌が定着、増殖していき他の菌の栄養となって増殖し、
ミュータンス菌などが合成する粘着性の多糖体(グリコカリックス)により細菌の付着を容易にし、
細菌の生息しやすい環境になり、病原性の高い成熟したバイオフィルムになっていきます。

もうこの状態になると通常のブラッシングでは除去は出来ません。

たかがプラークと思っていた方!!!

プラークはお口の中の細菌の餌です。

プロスペック.jpg

最近は、このバイオフィルムをしっかり染色してくれるタイプの染め出しを
患者さんがご希望の場合使用しています。

こちらは自宅で使ってしますと落ちないのでプロケアようですね(笑)


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